天を相手に、志を力に

徒然なる想い、体験を綴るブログ
カテゴリ:本( 134 )
『「持たざる国」の資源論』
 同僚から借りて『「持たざる国」の資源論』(佐藤仁、東京大学出版会、2011年)を読みました。久しぶりに学術書を読んだので頭が疲れましたが、日本における資源を巡る議論がまとまっていて勉強になりました。
 資源について、石油や労働力といった要素で捉えずにそれら要素が生み出す可能性まで捉えて考えること、資源を巡る戦前からの日本の議論を踏まえたうえで持続可能な資源のあり方を総合的な視点で考えること等の重要性を学びました。
 加えて、学生時代に学んだ石橋湛山氏や大来佐武郎氏の思想が紹介されていて、もう一度学ぼうという気持ちにしてくれました。
 小説やエッセイだけでなく、学術書や古典をしっかり読みこむということも大事ですね。

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by kota714 | 2017-11-12 14:30 | | Comments(0)
『卒業』
 『卒業』(重松清、新潮社、2006年)を読み、泣いてしまいました。死別した親子、継母と連れ子等、様々な親子関係を描いた作品で、親や子供について考える年代の人間としては、泣けてきて、涙を抑えられない作品でした。親を大事にし、子供にきちんと向き合って生きていこう、という気持ちにさせてくれた本でした。
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by kota714 | 2017-11-09 20:07 | | Comments(0)
『八日目の蝉』
 『八日目の蝉』(角田光代、中央公論新社、2011年)を読みました。理性を上回る愛情と母性の凄まじさを描いた小説でした。人は一度道を外れると、常人には理解できない行動をとり、そして、破滅に向かうこと、そしてただ子供への愛、そして子供への愛を通して愛する人を大切にしたいがゆえに常軌を逸した行動をとってしまうことを描いていました。

 完璧な人、聖人君子はこの世にはいません。愚かな行動をとりながらもがきながら悩みながら生きていく、それが人生だと強烈に伝えている小説だと感じました。

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by kota714 | 2017-09-11 00:21 | | Comments(0)
『蝉しぐれ』
 一番好きな時代小説は『蝉しぐれ』(藤沢周平、文春文庫、1991年)です。10年近く前にアフガニスタンで読んだ際に感動し、あまりの感動で藤沢周平氏の他の作品は老後の楽しみにとっておこうと思い、他の作品に手を付けるのをやめたぐらいです。この間、職場の本コーナーに『蝉しぐれ』があったので、再読してみたら再び感動。どのような環境におかれてもまっすぐと誠意をもって生きていく武士の姿勢に胸が熱くなりました。老後を待たずに藤沢周平の本、読んでしまいそうです。。。
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by kota714 | 2017-08-23 12:45 | | Comments(0)
『御宿かわせみ』
『御宿カワセミ』(平岩弓枝、文春文庫、2004年)を読みました。旅籠「かわせみ」を舞台に、義理と人情の江戸文化を描いた小説でした。粋を大事にまっすぐ生きる江戸っ子の姿は格好いいですね。自分の志を大事に、家族と仲間を大切にして、粋を求めて生きていく、なかなかそんな風に生きていくのは難しいですが、目指すことだけは続けていきたいですね。

 なぜかよくわかりませんが、日本に帰って町内会とか地元の祭りに参加したいという思いが強くなりました。本帰国したら、仕事も大事ですが、自分の住む地域にもっと貢献したいと思いが強くなる本でした。

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by kota714 | 2017-07-16 17:07 | | Comments(0)
『大奥 華伝』
 『大奥 華伝』(角川文庫、2006年)を読みました。江戸時代の大奥で生きた女性たちを描いた短編小説でしたが、その生き様は凄まじいものですね。側室同士の争い、後継者争い、そして恋愛における争い、女性たちが命を懸けて生きる姿は、大奥のイメージを一変させられました。争いに終始する人生も大変ですが、人と争ってまで何かを成し遂げようとする姿勢は一定程度重要だと思います。四六時中争うのは嫌ですが、妥協ばかりで争わない人生もまた嫌ですね。
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by kota714 | 2017-07-09 17:14 | | Comments(0)
『かまいたち』
 『かまいたち』(宮部みゆき、新潮文庫、1996年)を読みました。最近、江戸を舞台とした時代小説にはまっています。権力や地位だけではなく、粋を大事にした江戸の時代の人々の生き様は格好いいですね。粋を学び、自分も粋に生きていきたいと思いながら読みました。
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by kota714 | 2017-06-17 17:55 | | Comments(0)
『初ものがたり』
 『初ものがたり』(宮部みゆき、新潮社、1999年)を読みました。岡っ引きが難事件の解決に取り組む物語に、鰹、白魚、鮭、柿等、江戸の四季を彩る「初もの」を絡ませて描いた時代小説でした。江戸の人々は、粋を大事に、野暮を嫌い、まっすぐに生きようとしていたことを伝えるかのような本で、江戸への憧れを感じました。宮部みゆき氏の文章はなめらか、かつ心が温まる文章です。人情を感じた本でした。
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by kota714 | 2017-06-11 14:57 | | Comments(0)
『赤猫異聞』
 『赤猫異聞』(浅田次郎、新潮社、2015年)を読みました。江戸時代、大火事の際に牢屋敷に火が迫ると、赤猫と言って罪人を一時放ち、鎮火後に戻れば減刑、逃げたら重罪というやり方があったそうです。この小説はその赤猫に遭遇した3人の男女の人情物語。江戸の粋が散りばめられていて小気味のいい小説でした。粋に生きなくてはなりませんね。江戸っ子を見習いたくなる本でした。
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by kota714 | 2017-06-04 21:02 | | Comments(0)
『月のしずく』
 『月のしずく』(浅田次郎、文藝春秋、2000年)を読みました。人生において様々な挫折や苦難に遭いながら実直に生きようとする人々の姿を描いた短編小説でした。大学生の頃は、努力しない人間はよくない、失敗しても再挑戦しないとダメだというような偏狭な考えを持っていましたが、時を重ねるごとに、どうしようもない事情で貧しさや悲しみに覆われている人もいることを理解し、そしてその人たちに寄り添うことの大事さを学んだ気がします。

 仕事でも、仕事をしなかったり怠ける人に対して激しい反発を20代の頃を抱いていましたが、今は、仕事として公平に指摘しあいつつも、仕事は仕事、その人の人柄は人柄と分けて考えることができるようになりました。

 歳をとるにつれて、主張をまげたり甘くする必要はありませんが、他者への思いやりは育てていかなくては、そんな思いを抱かせる本でした。でも、決して説教を受けているような感覚になる本ではないのでご安心を。

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by kota714 | 2017-05-27 18:10 | | Comments(0)


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