憲法改正よりも社会保障改革を
安倍総理が2020年の新憲法施行を目指す旨の発言をし、憲法をめぐる議論、報道が続いています。しかし、今、憲法改正が政治課題として優先事項なのか、まったくそうは思いません。今、国民が求めているのは、中長期的な社会像、国家像を踏まえたうえでの社会保障(年金、医療、介護、子育て)改革の推進ではないでしょうか。老後の年金や介護はどうなるのか、医療負担はどうなるのか、子育て支援はよくなるのか、一人一人の人生に密接に関係する社会保障の持続性に疑問を抱いている人が多くいます。その疑問が将来への不安となり、消費行動にも影響を与えているのではないでしょうか。
日本に住む人はどういう生活を産まれてから死ぬまでに過ごすのか、一人一人の人生に社会保障制度はどう寄り添うのか、そして、そのために社会保障制度を支える負担はどうあるべきなのか。これらの問いを解消せずに、憲法改正を進める意義はない、そう思います。
野党第一党という気概が民進党にあるのであれば、改めて社会保障改革の全体像を示して与党と対峙すべきです。憲法改正よりも社会保障改革を。
by kota714
| 2017-05-09 15:35
| 政治
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