アジアインフラ投資銀行をめぐる外交の敗北
中国主導のアジアインフラ投資銀行への参加を巡って、日米、特に日本は外交的敗北を喫したと捉えています。英国が参加表明をして以降、欧州諸国等が雪崩のように参加表明をし、既に40か国以上が参加を表明しているようです。日米が懸念を示している組織運営のあり方や融資基準についても今後参加表明国で議論するという方針を中国は打ち出しており、懸念があれば参加して議論してそれでも納得できずに脱退という選択肢も日米にはあるでしょう?と問われれば答えられない状況にあります。
先進国は参加表明しないだろうという日米の読みは外れてしまったということに尽きますが、アジアの一員である日本としてはどのように巻き返すのか難しいところです。自分が当事者であれば、①アジア開発銀行の出資比率を見直して中国等の発言力を高める環境をつくる、②インフラの質にこだわる方針を打ち出す、③アジアインフラ投資銀行の体制が整って納得できる体制であれば参加するという3つで対処すると思います。
大きな歴史な流れは世界とアジアにおける中国の復権を示しています。その中でどう日本は動くべきか、難しい外交の時代です。
先進国は参加表明しないだろうという日米の読みは外れてしまったということに尽きますが、アジアの一員である日本としてはどのように巻き返すのか難しいところです。自分が当事者であれば、①アジア開発銀行の出資比率を見直して中国等の発言力を高める環境をつくる、②インフラの質にこだわる方針を打ち出す、③アジアインフラ投資銀行の体制が整って納得できる体制であれば参加するという3つで対処すると思います。
大きな歴史な流れは世界とアジアにおける中国の復権を示しています。その中でどう日本は動くべきか、難しい外交の時代です。
by kota714
| 2015-04-01 21:09
| 政治
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