『夏草の賦 上下』を読みました。
面白い本はないかと探していたら、読書好きの兄貴からいくつか小説をもらいました。さっそく読んでいます。今週末に読んだのは、戦国時代に四国を統一した長曾我部元親の人生を描いた『夏草の賦』(司馬遼太郎)。
元親は、歴史上初めて土佐を越えて四国を統一した偉人。才はあるけど、とても慎重で勝てる見込みがある戦しか始めない男でした。やっと四国を統一したと思ったら、信長・秀吉というさらなる巨人が登場、屈辱の降伏をしたのでした。「もっと早く産まれたら、土佐ではなく近畿に産まれたら」「俺の人生は何だったのか」と悩む元親。しかし、彼が生み出した一領具足制という農民も戦時は兵士になる制度は、人々に愛郷心、愛国心を植え付け、後世、坂本龍馬や岩崎弥太郎といった幕末から維新での英雄、明治時代での自由民権運動を生み出したのです。
そういう意味では、元親は秀吉に敗れたものの、後世の日本を活気付ける土壌を作った大英雄なのかもしれません。武士の志や無念といったものに魅せられた小説でした。
3月に兄貴と墓参りした元親公の一生に感動した本でした♪
元親は、歴史上初めて土佐を越えて四国を統一した偉人。才はあるけど、とても慎重で勝てる見込みがある戦しか始めない男でした。やっと四国を統一したと思ったら、信長・秀吉というさらなる巨人が登場、屈辱の降伏をしたのでした。「もっと早く産まれたら、土佐ではなく近畿に産まれたら」「俺の人生は何だったのか」と悩む元親。しかし、彼が生み出した一領具足制という農民も戦時は兵士になる制度は、人々に愛郷心、愛国心を植え付け、後世、坂本龍馬や岩崎弥太郎といった幕末から維新での英雄、明治時代での自由民権運動を生み出したのです。
そういう意味では、元親は秀吉に敗れたものの、後世の日本を活気付ける土壌を作った大英雄なのかもしれません。武士の志や無念といったものに魅せられた小説でした。
3月に兄貴と墓参りした元親公の一生に感動した本でした♪
by kota714
| 2010-10-23 17:48
| 本
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