日経新聞と毎日新聞を日々読んでいますが、新聞のレベルはいまいちだなと思うことがしばしばです。特に政治、外交、国際問題に関する記事はいただけませんね。大きな問題は、3つ。
まず、政党や官公庁の情報を垂れ流し、独自の取材や視点による分析や解説が不十分で、あっても裏話的な報道に満足していること。霞ヶ関や政党に記者クラブがあるように、政党や官庁の情報を如何に早く手に入れるか、という点に力点をおいてますが、情報を出す方は新聞をはじめとするメディアを如何に使うかと考えているので、情報はコントロールして出しています。新聞側はその状況をわかりつつも、他紙にすっぱ抜かれることだけを恐れて、ただただ情報を手に入れることに血眼で、分析レベルが低すぎます。
2つ目。国際記事は、現場を取材し、かつ欧米や中東等のメディアによる報道を加味した上で書いていない記事がほとんどでステレオタイプの記事ばかりです。事実を伝えるのが精いっぱいで、その事象が生じた歴史的・文化的・社会的背景を伝えられていません。証拠やデータを使った科学的な分析も少ないです。以前、仕事で接した記者に、「このサイトはいいですよ」と勧めたら、「英語のものですか、ちょっとなぁ(英語は無理ですというニュアンス)」と真顔で言われた衝撃が忘れられません。日本の新聞記者で、欧米や中東の報道をしっかり追って国際的な潮流を学んでいる人はほとんどいないでしょう。
3つ目。論点整理が不十分なこと。政治課題や経済事象に対して論争を報じるだけで、論点整理が不十分です。例えば、消費税増税を巡る議論では、大きな政府か小さな政府かという論点や、行政サービスの負担と給付のバランス等について論点整理は少なく、増税の是非のみを政局を中心に報じ続けていました。
批判的な目で新聞は毎日読んでいますが、これらの3つの問題は常々感じます。新人記者が地方の警察周りから修行し、海外赴任は主な先進国中心で紛争地域などの取材は外注し、新聞休刊日のように横並びを続けているようでは改善は望めませんね。「俺は●●新聞の記者だ」という妙な過信ムンムンの記者に何人も会いましたが、論理性や分析力ですごいなぁと思う人は少なかったですね。ただ●●新聞社という看板だけで動いているような不勉強な記者が多かったです。
すべて他山の石で自分も修行がまだまだ必要ですが、日本の新聞をずっと読んでいるだけだと危ういなぁという思いを強くしています。
まず、政党や官公庁の情報を垂れ流し、独自の取材や視点による分析や解説が不十分で、あっても裏話的な報道に満足していること。霞ヶ関や政党に記者クラブがあるように、政党や官庁の情報を如何に早く手に入れるか、という点に力点をおいてますが、情報を出す方は新聞をはじめとするメディアを如何に使うかと考えているので、情報はコントロールして出しています。新聞側はその状況をわかりつつも、他紙にすっぱ抜かれることだけを恐れて、ただただ情報を手に入れることに血眼で、分析レベルが低すぎます。
2つ目。国際記事は、現場を取材し、かつ欧米や中東等のメディアによる報道を加味した上で書いていない記事がほとんどでステレオタイプの記事ばかりです。事実を伝えるのが精いっぱいで、その事象が生じた歴史的・文化的・社会的背景を伝えられていません。証拠やデータを使った科学的な分析も少ないです。以前、仕事で接した記者に、「このサイトはいいですよ」と勧めたら、「英語のものですか、ちょっとなぁ(英語は無理ですというニュアンス)」と真顔で言われた衝撃が忘れられません。日本の新聞記者で、欧米や中東の報道をしっかり追って国際的な潮流を学んでいる人はほとんどいないでしょう。
3つ目。論点整理が不十分なこと。政治課題や経済事象に対して論争を報じるだけで、論点整理が不十分です。例えば、消費税増税を巡る議論では、大きな政府か小さな政府かという論点や、行政サービスの負担と給付のバランス等について論点整理は少なく、増税の是非のみを政局を中心に報じ続けていました。
批判的な目で新聞は毎日読んでいますが、これらの3つの問題は常々感じます。新人記者が地方の警察周りから修行し、海外赴任は主な先進国中心で紛争地域などの取材は外注し、新聞休刊日のように横並びを続けているようでは改善は望めませんね。「俺は●●新聞の記者だ」という妙な過信ムンムンの記者に何人も会いましたが、論理性や分析力ですごいなぁと思う人は少なかったですね。ただ●●新聞社という看板だけで動いているような不勉強な記者が多かったです。
すべて他山の石で自分も修行がまだまだ必要ですが、日本の新聞をずっと読んでいるだけだと危ういなぁという思いを強くしています。
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by kota714
| 2013-03-18 21:01
| 全体
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先週末、「Always 三丁目の夕日'64」を見ました。ストーリーはベタなものですが、60年代の日本、皆が成長できると疑わずに日々一生懸命に生きていた時代の雰囲気が伝わってきて、なんだか涙がでました。時代は違えども、努力した分、成功できる可能性が高い社会であってほしいと思います。努力しても報われない場合もありますが、努力したら成功できるだろうと思って挑戦できる、健全な競争で社会に活気があってほしいと思っています。
映画の最後の方のくだり、「おじちゃんの気持ち、ぜんぶわかってますから!」には感動しました。30代になって涙もろくなってきたように思います。
映画の最後の方のくだり、「おじちゃんの気持ち、ぜんぶわかってますから!」には感動しました。30代になって涙もろくなってきたように思います。
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by kota714
| 2013-03-17 19:40
| 映画
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TPPを巡る議論で農業は常に焦点になります。あるべき農政はどういうものなのか?まったく勉強不足なので、色々と情報を集めています。農林水産省のホームページを見る限り、言えることは「今の農政のままではTPPに参加しようがしまいが、日本の農業の衰退は止まらない」ということ。農家の数は減っていますし、放棄された農地が増えています。
販売農家170万戸(2009年)のうち、主業農家(いわゆる専業農家)は35万戸、準主業農家39万戸、そして副業的農家が97万戸です。つまり販売目的に農業に従事している農家のうち半数以上は副業的農家となっています。ちなみに、自給的農家77万戸はこの数に含まれません。つまり、販売目的に農業をしている家の半数以上は農業のみでは成り立たず、主な収入は違う職業で得ているという現実です。ここに農業改革の隠れた論点があると思っています。
副業的農家の主な収入は、地方自治体や地方企業における勤務で得られており、人口が減り、かつイノベーションの滞っている経済状況では、地方経済は低迷し、地方財政も悪化しています。この状況を打破するためには、人口が増えて経済成長の続くアジア太平洋地域の経済と連動して日本経済を活性化する必要があります。しかし、JAはTPP断固反対と唱えています。TPP等の自由貿易体制の推進をしないと、副業的農家の主な収入源もどんどん悪化するということは念頭においた主張でしょうか?それともJAは主業農家主体の団体なのでしょうか?
農業=米作農業という単純な構図ではなく、農業と言っても関税で守られている分野もあるし、野菜のように関税が既にかなり下がっている分野もあるということに加えて、農家と言っても、収入形態で抱える事情も違うように思えます。
主業農家の方、そして、副業的農家の方、各々の主張を知りたいです。
販売農家170万戸(2009年)のうち、主業農家(いわゆる専業農家)は35万戸、準主業農家39万戸、そして副業的農家が97万戸です。つまり販売目的に農業に従事している農家のうち半数以上は副業的農家となっています。ちなみに、自給的農家77万戸はこの数に含まれません。つまり、販売目的に農業をしている家の半数以上は農業のみでは成り立たず、主な収入は違う職業で得ているという現実です。ここに農業改革の隠れた論点があると思っています。
副業的農家の主な収入は、地方自治体や地方企業における勤務で得られており、人口が減り、かつイノベーションの滞っている経済状況では、地方経済は低迷し、地方財政も悪化しています。この状況を打破するためには、人口が増えて経済成長の続くアジア太平洋地域の経済と連動して日本経済を活性化する必要があります。しかし、JAはTPP断固反対と唱えています。TPP等の自由貿易体制の推進をしないと、副業的農家の主な収入源もどんどん悪化するということは念頭においた主張でしょうか?それともJAは主業農家主体の団体なのでしょうか?
農業=米作農業という単純な構図ではなく、農業と言っても関税で守られている分野もあるし、野菜のように関税が既にかなり下がっている分野もあるということに加えて、農家と言っても、収入形態で抱える事情も違うように思えます。
主業農家の方、そして、副業的農家の方、各々の主張を知りたいです。
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by kota714
| 2013-03-16 19:35
| 政治
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安倍総理がTPP交渉参加表明をしました。素晴らしい決断です。日本の歴史を振り返って考えると、英断です。日本は古代より中国大陸や朝鮮半島と交流をしながら日本という国を作ってきました。アジアで唯一近代化を早期に成功させましたが、国際政治の潮流を見誤り、太平洋戦争を始め、負けました。
日本という国は豊かな文化と自然に恵まれた国です。エネルギー資源がない分、高いレベルの教育制度・文化を有しています。世界に誇るべき社会保障制度を作ってきましたが、財政難に直面しています。今、21世紀の日本の歩む道はどこにあるのでしょうか?
自由貿易と投資で立国し、世界の平和と発展に貢献する技術、社会制度、そして文化を発信する国となり、世界の国から敬意をもたれ、そして、日本という国に住む国民が自らの夢と志を大事にのびやかに競争して幸せを感じる国、そんな国であってほしいと思っています。
そのためには、TPPに参加し、世界の平和と発展につながる商品を生み出し、制度を構築し、そして世界とともに育つ経済社会を日本がリードして作っていく、そういう姿勢で日本の国をもっともっと豊かで住みやすい国にしていくべきです。
TPP参加によって、21世紀の日本が歩むべき道への一歩が踏み出されたと思っています。今日は日本の歴史において大きな一日でした。
日本という国は豊かな文化と自然に恵まれた国です。エネルギー資源がない分、高いレベルの教育制度・文化を有しています。世界に誇るべき社会保障制度を作ってきましたが、財政難に直面しています。今、21世紀の日本の歩む道はどこにあるのでしょうか?
自由貿易と投資で立国し、世界の平和と発展に貢献する技術、社会制度、そして文化を発信する国となり、世界の国から敬意をもたれ、そして、日本という国に住む国民が自らの夢と志を大事にのびやかに競争して幸せを感じる国、そんな国であってほしいと思っています。
そのためには、TPPに参加し、世界の平和と発展につながる商品を生み出し、制度を構築し、そして世界とともに育つ経済社会を日本がリードして作っていく、そういう姿勢で日本の国をもっともっと豊かで住みやすい国にしていくべきです。
TPP参加によって、21世紀の日本が歩むべき道への一歩が踏み出されたと思っています。今日は日本の歴史において大きな一日でした。
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by kota714
| 2013-03-15 21:11
| 政治
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兄貴の得意料理、納豆キムチ目玉焼き丼を食べました!日韓友好のあかし、そして、納豆が誘うぐちゃぐちゃのハーモニー!う、う、うまい!さ、最高!
兄貴のアイデア、キムチの旨味、納豆の粘り、そして、それらが一体となった美味な調和。最高でした。
兄貴のアイデア、キムチの旨味、納豆の粘り、そして、それらが一体となった美味な調和。最高でした。
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by kota714
| 2013-03-14 21:39
| ごはん
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