『インドネシア 多民族国家の模索』
『インドネシア 多民族国家の模索』(小川忠、岩波新書、1993年)を読みました。だいぶ古い本でしたが、民主化以前のインドネシアにおける文化や日本との交流の状況がわかり、ためになりました。赴任して3か月半を経て感じることは、インドネシアは奥が深い!ということです。多民族という点では、300近い民族がおり、言語も文化も異なっています。人口は2億5千万を超え、宗教はムスリムが多いですが、キリスト教徒や仏教ともいます。国是は「多様性の中の統一」。個人的には、米国と同じぐらいの可能性と潜在性をもつ国だと思います。人口規模、民族と文化の多様性、そして寛容な社会、この国がうまくいけば世界の範になると感じています。そのために微力ながら貢献したい、そう思いながら日々働いています。
by kota714
| 2017-05-25 17:51
| 本
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