『南シナ海 アジアの覇権をめぐる闘争史』
BBCのジャーナリストのビル・ヘイトン氏の書いた『南シナ海 アジアの覇権をめぐる闘争史』(安原和見訳、2015年、河出書房)を読みました。
中国のミサイル配備や米軍の示威行為で紛争の可能性が懸念される南シナ海について、古代から現代までの歴史を辿り、現在の領土・領海争いを丹念に調べた本でした。
感想としては、著者が言うように、偶発的な衝突が米中両国の衝突につながる可能性は高いということ。中国の台頭はしばらく続く中、日本の現実的な対応は日米同盟強化とインド、オーストラリア、フィリピン等との防衛協力の強化しかないと思います。
本を読んで南シナ海への理解が深まると、この地域をめぐる闘争の危うさがよくわかり、恐ろしくなりました。
中国のミサイル配備や米軍の示威行為で紛争の可能性が懸念される南シナ海について、古代から現代までの歴史を辿り、現在の領土・領海争いを丹念に調べた本でした。
感想としては、著者が言うように、偶発的な衝突が米中両国の衝突につながる可能性は高いということ。中国の台頭はしばらく続く中、日本の現実的な対応は日米同盟強化とインド、オーストラリア、フィリピン等との防衛協力の強化しかないと思います。
本を読んで南シナ海への理解が深まると、この地域をめぐる闘争の危うさがよくわかり、恐ろしくなりました。
by kota714
| 2016-04-07 21:30
| 本
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