米国と中国の駆け引き
中国が主導して設立予定のアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、英国が参加を表明し、大きな話題となっています。なぜか。米国はAIIBが米国主導の世界銀行や日本主導のアジア開発銀行への対抗手段とみて、組織や手続きの透明性を理由に自らの同盟国がAIIBに参加することを暗に止めていたからです。それが、米国のもっとも密接な同盟国である英国が参加表明して、色々と憶測が出ています。
米英関係の冷え込みということではなく、米国はあえて英国を送り込んでいると自分は見ています。外交に長けた英国を使ってAIIBの組織のあり方に影響を与えようという作戦ではないでしょうか。しかし、英国に続き、フランス、イタリア、スイス等の西欧諸国も参加を検討という報道があり、雪崩を打ってAIIBへの参加が続く傾向も出てきました。
長期的な視点では、このAIIBを巡る調整は、米国と中国という二大国家によるパワーゲームの本格化を示しているように思えます。日本はどう動くべきか。
米英関係の冷え込みということではなく、米国はあえて英国を送り込んでいると自分は見ています。外交に長けた英国を使ってAIIBの組織のあり方に影響を与えようという作戦ではないでしょうか。しかし、英国に続き、フランス、イタリア、スイス等の西欧諸国も参加を検討という報道があり、雪崩を打ってAIIBへの参加が続く傾向も出てきました。
長期的な視点では、このAIIBを巡る調整は、米国と中国という二大国家によるパワーゲームの本格化を示しているように思えます。日本はどう動くべきか。
by kota714
| 2015-03-17 21:48
| 政治
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