一票の格差
一票の格差に関する地方高裁の判決が続々と出てきて話題になっていますね。国民主権の国家にもかかわらず、一票の格差が2.4倍以上あることには怒りを覚えます。たまたま最大の選挙区である千葉4区に住んでいるからではなく、日本の国民として主権をねじまげている制度に憤りを感じるからです。
選挙制度に完璧はありませんが、あるべき選挙制度を考える際にはいくつかのポイントがあります。政党重視(比例代表制)か政治家個人重視(選挙区制)か、地域性重視(地域ごとの比例代表制及び選挙区制)か否か(全国区の比例選挙)、二大政党制重視(小選挙区制)か否か(中大選挙区制、比例代表制)等です。
個人的には、小選挙区比例代表並立制という今の制度に賛成です。まず選挙区制ですが、小選挙区制度以外では一つの選挙区内で同じ政党の候補者が競う構図が生じる可能性があり、かつての自民党派閥政治型に戻ってしまいます。小選挙区制は死票が多いことが課題ですが、この課題は並立させる比例代表制でカバーし、選挙区制では、各地域の事情に応じて国政を担う政治家を選び、各地域の声や考え方を国政に反映させるべきです。一つの県に最低一区を設けるのは人口分布上困難なため、中国地方や四国地方等、将来の道州制をにらんで地方単位で区割りをすべきです。
比例代表制は死票が少なく、中小政党も議席を得ることができますが、政党による候補者名簿の選定となるため、タレント候補等が跋扈してしまう可能性があるという課題がありますね。
いずれにしても、今回の一票の格差をめぐる問題で、国民一人一人が選挙区制、選挙、そして、国民主権について考えるきっかけになればよいですね。政治家が党の利益を超えて、当たり前に必要な選挙制度改革を実行することを望みます。
選挙制度に完璧はありませんが、あるべき選挙制度を考える際にはいくつかのポイントがあります。政党重視(比例代表制)か政治家個人重視(選挙区制)か、地域性重視(地域ごとの比例代表制及び選挙区制)か否か(全国区の比例選挙)、二大政党制重視(小選挙区制)か否か(中大選挙区制、比例代表制)等です。
個人的には、小選挙区比例代表並立制という今の制度に賛成です。まず選挙区制ですが、小選挙区制度以外では一つの選挙区内で同じ政党の候補者が競う構図が生じる可能性があり、かつての自民党派閥政治型に戻ってしまいます。小選挙区制は死票が多いことが課題ですが、この課題は並立させる比例代表制でカバーし、選挙区制では、各地域の事情に応じて国政を担う政治家を選び、各地域の声や考え方を国政に反映させるべきです。一つの県に最低一区を設けるのは人口分布上困難なため、中国地方や四国地方等、将来の道州制をにらんで地方単位で区割りをすべきです。
比例代表制は死票が少なく、中小政党も議席を得ることができますが、政党による候補者名簿の選定となるため、タレント候補等が跋扈してしまう可能性があるという課題がありますね。
いずれにしても、今回の一票の格差をめぐる問題で、国民一人一人が選挙区制、選挙、そして、国民主権について考えるきっかけになればよいですね。政治家が党の利益を超えて、当たり前に必要な選挙制度改革を実行することを望みます。
by kota714
| 2013-03-26 21:39
| 政治
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