補正予算
大型の補正予算が昨日発表されました。つまるところ、今は景気が悪いから多少借金増やしても短期的な景気刺激策が必要という判断から練られた予算のように思えます。しかし、気になるのは、公的サービスの負担と受益のバランスについていつまでも見直し議論が進まないこと。
人口が高齢化し、経済も3%や4%といった高成長が難しくなっている今、高度経済成長時代に作った制度を続けることはできるわけがなく、毎年社会保障費は伸び、国民が払っている税金以上に公的サービスを国民は受益しているのが現状といえるでしょう。
つまりは、後期高齢者の医療費2割負担を法律に沿って行う、年金受給年齢を少なくとも67歳から70歳に引き上げる、行政が担っている公的サービスの実施を企業やNPO等に委ねて有料にする(例えば、公民館や図書館事業)、農業への補助金は削減する等といった歳出面の削減抜きにプライマリーバランスなんて黒字化するわけがありません。社会と人口の構造が変わっているのに、今ままでの負担で今までのサービスを受けたいなんて無理だということは皆うすうす気づいているのではないでしょうか?
今、求められているのは補正予算に加えて、日本の経済社会の変化に応じた国のあり方の見直しの方向性を指し示すことです。現状を見れば、政府機能を小さく賢くし、公的サービスの担い手を企業やNPOに拡大する政策を進めるしか道はないと思っています。身の回りの行政サービス(ごみ回収、図書館、公民館、道路整備等)を一から見直して、公的負担が必要なものかどうか問い続けることが肝要だと思います。
補正予算の発表を受けた雑感でした。
人口が高齢化し、経済も3%や4%といった高成長が難しくなっている今、高度経済成長時代に作った制度を続けることはできるわけがなく、毎年社会保障費は伸び、国民が払っている税金以上に公的サービスを国民は受益しているのが現状といえるでしょう。
つまりは、後期高齢者の医療費2割負担を法律に沿って行う、年金受給年齢を少なくとも67歳から70歳に引き上げる、行政が担っている公的サービスの実施を企業やNPO等に委ねて有料にする(例えば、公民館や図書館事業)、農業への補助金は削減する等といった歳出面の削減抜きにプライマリーバランスなんて黒字化するわけがありません。社会と人口の構造が変わっているのに、今ままでの負担で今までのサービスを受けたいなんて無理だということは皆うすうす気づいているのではないでしょうか?
今、求められているのは補正予算に加えて、日本の経済社会の変化に応じた国のあり方の見直しの方向性を指し示すことです。現状を見れば、政府機能を小さく賢くし、公的サービスの担い手を企業やNPOに拡大する政策を進めるしか道はないと思っています。身の回りの行政サービス(ごみ回収、図書館、公民館、道路整備等)を一から見直して、公的負担が必要なものかどうか問い続けることが肝要だと思います。
補正予算の発表を受けた雑感でした。
by kota714
| 2013-01-12 19:10
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